肝臓疾患治療薬「ネオレバルミン錠」の 薬理作用について

摘要

ネオレバルミン錠は,第2類医薬品であり, 肝臓疾患治療薬として原沢製薬工業株式会社よ り,1994年から販売が開始された。肝臓は強い再生力のある臓器であるが,二日 酔い,ストレス,過労,不規則な食生活などで 大きな負担がかかると肝機能が低下し,肝臓疾 患へと進行していく。ネオレバルミン錠は,解 毒作用や，肝機能を正常に保つ作用がある生薬 「川柳末」を主成分として配合し,有害物質の 排泄を促進させるグルクロノラクトンなど6種 類の成分を含有した医薬品である1)。今回，ネオレバルミン錠の主成分である「川 柳」について,生薬の特長や成分をまとめた。