現場での実演と展示とで最新の技術情報を提供

摘要

全国育樹祭の開催県と一般社団法人林業機械化協会（島田泰助会長）の共催による「森林·林業·環境機械展示実演会」。昨年は，11月13，14の両日，大分県別府市のRECAMP別府志高湖及び周辺森林で開かれた。第45回全国育樹祭の記念行事として行われた同展示実演会には，初日の3,600名，2日目の2,000名と，前年の北海道の3,000名を大きく上回る5,600名が来場し，林業を活性化させる林業機械，資材の最新情報に接した。我が国では唯一といわれる林業機械関連の総合展示会としての機能を発揮し，改めて機械化林業の現在地を提供し，共有が図られるイベントとなっている。展示会の初日には，全国育樹祭に出席した農林水産副大臣の野中厚氏が，後ほど触れるが,実演コーナーを中心に視察し，最新の林業機械の現状に触れ，機械化対応の重要性·必要性を確認し，今後の方向性等を共有した。