2016 BIO International Convention参加報告

摘要

2016 Bio International Convention (BIO2016)が6月6日?10日に米国サンフランシスコで開催された。2004年に同市でBIO2004が開催されて以降、サンフランシスコを中心とした"べイエリア"と呼ばれる世界的クラスターは進化を遂げ、バイオ関連企業1,000社の集積と、6万人の直接雇用が生まれるに至った。州内のロサンゼルス、サンディエゴ等の周辺地域を含めると2,600の企業と77万人の直接雇用となっている。またこの地域では、UCサンフランシスコをはじめとする11の世界的研究機関が立地し、バイオ関連企業の保有する治療関連パイプラインは1,200超、毎年30の新たなベンチャーが生まれていると言われている。州政府もInitiative to Advance Precision Medicineという政策を立ち上げ、個別化医療研究に300億円の予算投入を決定するなど、研究支援を積極的に展開している。