BioProcess International Asia 2019参加報告

摘要

JBAは、2018年から民間企業主催学術国際会議の後援を開始している。これらの会議は、参加人数が比較的小規模（1,000人程度以下）で、特定の領域の応用的研究開発をテーマにした口頭発表主体の学会スタイルで開催される。2018年は、核酸医薬?ぺプチド医薬に関するAsiaTIDESと細胞治療に関するCell Therapy Manufacturing Asiaの2つの会議がKNect 365 Life Sciences主催で開催されJBAは後援した。2019年は、上記2会議に抗体?バイオ医薬生産における上流研究関係のAntibody Engineering & Therapeutics Asiaとプロセス研究のBioProcess International (BPI) Asiaも加えられ、同社が開催するバイオ医薬品?再生医療関係の4つの国際会議が、アジア版として日本で同時開催されることとなり、これら4会議についても後援した(Hilton Tokyo Bay Hotelにて2019年2月26日?28日開催)。主催者の発表では、欧米、アジアから4会議に合計約590名が参加し、そのうち日本からの参加者は約220名と充実したイベントとなつた。本稿では、日本で初めての開催となったBPI Asiaの概況を報告する。