トラック輸送の問題点：大型トラックの速度制御装置義務付けに対応して－「中型トラクタ＆トレーラ」輸送を提案

摘要

国土交通省は、車両総重量8トン以上、または最大積載量5トン以上の大型トラックに対して、アクセルを踏んでも時速90km/hを超える速度が出せない速度制御装置を2003年9月以降に販売される新車から義務付けると発表した。 使用過程車についても2003年9月から2005年8月までの指定された車検日までに装着しなければならないとしている。本誌でも何度か取り上げているが、この速度制御装置は90km／hを超えるとエンジンへの燃料供給が制限され、強制的に速度を抑える仕組みのもので、1台あたり約20万円ほどかかる。取り付けにかかる費用はトラック運送事業者側の負担となり、取り付けない場合は車検の更新ができないばかりか、道路交通法などによる罰則も適用されることになっている。