全国夕イル業協会報--需要喚起を図り、不況の克服を

摘要

昨年の夕イル需要は、総出荷量で4920万m~2、金額は995億円であり、前年に比べて数量で8．5％、金額で9．5％の減少であった。 この数量·金額は平成に入って最低であった。 　 このような需要動向をふまえ、昨年、需要喚起プロジェクトを立ち上げ、住宅WG·非住宅WGを編成し、住宅丘非住宅別にタイル需要に関する総合的な調査を実施した。 非住宅WGでは設計者に対し協会会員が面接調査を行ない、設計にあたってタイルを選択する理由や、選択する上での間遽点の把握を行なったところ、選択理由は建物の美観向上や躯体の保護が挙げられた反面、価格の不透明性や剥離問題などマイナス要因も挙げられ、さらに若手設計者がタイルに関する情報や知識に不足しているとの指摘がなされた。