コロナ禍にあら左めて筆記テストの基本を考之る後編：テスト作成と工夫の実践

摘要

前回は、良い教育評価のための筆記テストとはどういったものなのかということについて、理論的な観点から確認しました。後編ではより実践的な観点から、実際のテストをどう作成し、実施するかについて考えます。実際にテストはどのように作成すべきでしょうか。まず、テスト全体をどのような設問で構成するかについては、「細目積み上げ方式」と「少数大課題設定方式」という2つの種類に大別されます。この構成自体は筆記テストに限定されるものではなく、パフォーマンス評価なども含むものです。