映画フォーマットの歴史【第9回】アスぺクト比の歴史の続き初期のアナモーフィックを見る

摘要

カメラと映写機用のレンズのメーカーは通常、光学的歪みを取り除こうと努力するものだが、像を実際に歪ませるレンズを設計すると、アスペクト比を変えるもう一つの方法となる。劇場のスクリーン上で拡大された映像のアスぺクト比はフィルム映写機のゲート?アパチュアで切り取られる映像や、今日ならデジタルプロジェクターのチップが作る映像のアスぺクト比に一致するのが普通である。意図的に映像を歪ませて異なった形状のフレームに合わせ、後で元々の比率に戻して映写するという、アナモーフィックの原理を駆使することで、両者の関係を分離する、スクリーン形式変更方法がある。