罪の余白 映画『罪の余白』の制作

摘要

娘を亡くした行動心理学者の父親VS命を弄ぶ邪悪な女子高生衝撃の真実が父の心を暴走させる、究極の心理サスペンスこの映画は名門女子校で転落した娘?加奈（吉田美佳子）の死を受け入れられない行動心理学者の父親?安藤聡（内野聖陽）の物語。娘はなぜ死んだのか。自分を責める日々を送っていた安藤の前に、加奈のクラスメートで死の鍵を握る少女?咲（吉本実憂）が現れる。咲は自らの罪を隠蔽するため、安藤を狡猾に陥れようとする残忍な悪魔だった。この咲を演じるのは、吉本実憂。端正な顔立ちに、よくあるアイドルが主演の商業映画かと思っていたが、私の予想は大きく裏切られた。開始10分、彼女の怪演ともいえる素晴らしい演技に私は終始心を奪われた。咲は"大人たちの目"をかいくぐり、スクールカーストの頂点に君臨しながらクラスメートの心理を操る。そして自らを追い詰めようとする安藤を逆に追い詰めてゆく。心理学者とモンスター女子高生。二人の壮絶ともいえる心理戦に観る者は強く感情移入をさせられるはず。