超高齢者の眼瞼手術

摘要

高齢者の眼瞼手術は増加しているがさまざまな問題点がある.眼瞼下垂，眼瞼皮膚弛緩症，眼瞼内反症の手術適応は，年齢だけで判断せず，個々の患者に応じて,ライフスタイルを聞き出して適応を決める.一方，眼瞼悪性腫瘍は放置できない疾患であるので，90歳以上の超高齢者でさまざまな併存疾患があっても積極的な治療の介入が必要である.安全な手術のために，術前に患者の全身状態をよく把握し，万全の準備を整えておく.