（3533）製造業、上向くも円高不安

摘要

東大阪商工会議所（嶋田亘会頭）は、隔月毎に管内主要中小企業の景気動向調査を実施しているが、先ごろ10月期の調査結果をまとめた（調査対象数300社、回収数247社、回収率82.3％）。それによると、製造業では対前年同期比生産額業況指数〈増加企業の割合－減少企業の割合〉は7（前8月期▲12）と、8月期から19ポイント上昇し4期ぶりにプラスに転じた。対前年同期比で原材料仕入価格は36（同46）と依然強含みであるが、製品販売価格は土0（同▲1）とほぼ保ち合いで、採算状況は▲28（同▲36）と依然厳しい。3カ月先の景気見通しはBSI〈景気見通し指数＝（良くなるとみる企業の割合－悪くなるとみる企業の割合）×1／2＞で▲10（同▲7）と、引き続き悪化予想が好転予想を上回り、先行き不安消えず。