ラストマイル移動サービスど住み継がれるまちづくり

摘要

新型コロナウィルス感染症の流行により，テレワークが進み，企業のオフィス縮小や郊外移転の動きも報道されている。東京都では高度経済成長期から続く転入超過数が大きく縮小されたことが,2021年4月の住民基本台帳人口移動報告より明らかになつた。東京都からの転出者数の前年度差を見ると，神奈川県，千葉県,埼玉県，茨城県，長野県など近隣の県で大きく増加している。通勤の必要性の低下から，都心から近隣県の郊外への住み替えの動きが起きている可能性も考えられ，特に20代，30代を中心に,ほぼ全ての年齢階級で転入超過数が縮小する方向に寄与している。