平成21年度自衛隊観艦式

摘要

ソマリア海賊対処行動が始まった平成21年は、海上自衛隊にとって忘れられない年となリました。現在もアデン湾での護衛任務は続き、海賊の出現はゼロに近くなるほどの成果を挙げていますが、あまリ注目されていないのが残念です。半年近くもの間、日本を遠く離れた海上任務に向かう隊員が世界平和に寄与していることには感謝しかあリません。この年の観艦式は新装備が続々と登場しました。ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」、新型イージス艦「あしがら」、潜水艦「そうリゅう」、救難飛行艇「US-2」。そして、旗艦「くらま」で大臣、幕僚長の栄誉礼を指揮したのは女性幹部でした。当日は前代未聞の総理大臣不在で行われた式典だったのも記憶に残る出来事でした。