鉱山跡地の音舌用について

摘要

本稿の目的は、日本国内における鉱山跡地の活用法について、より広い可能性を検討するための端緒となることである。したがって、鉱山跡地の活用について、あくまで私見を述べるものである。筆者の浅学もあり、いくつかの点において、法令上の制約が考慮されていない可能性があるが、学術的な議論を行う学会誌での提言でもあり、また、必要であれば最新の知見や議論を経て法令を修正してしまえば良い、というような大胆な考えもお含みいただきながら、一読いただければ幸いである。操業時における法令遵守は当然であるが、閉山後の跡地の利用については、ある程度の管理が必要な場合はありえるが、時代や地域の要望にあわせて、オープンに議論をしておくことは重要であると考える。国内における土地の利用は逼迫しており、住民の生活の質の向上に資する鉱山跡地の活用ができることは喜ばしいことである。