（3570）受注ロットの大幅減少による圧造と切削を二通り見積る

摘要

部品メーカーの見積もり計算に二通りの方法が見られるようになった。メーカーはヘッダー加工による単価と切削による単価の両方を見積もるという。その背景として、取引先の受注ロットが大幅に減少しているためと、メーカーでは指摘している。従来、ヘッダーで見積もる数量は少なくとも二、三万本はあった。最近は二、三千本にまで減少、金型を製品単価に上乗せした価格と、切削加工で計算した単価の両方を見積もって出しているということのようだ。ヘッダー加工の場合数量がまとまれば量産効果を発揮して低コストが実現できる。またリピート発注する場合も有利になる。一方、ロットが少ないと、切削工賃で見積もるので一本当たりの単価は高くなる。均一性の問題などどちらをとるかはユーザーに任せるという。