ヒト×モビリティ×スマートシティによる脱炭素型まちづくり: 2050年エネルギー需給の変化へ与える影響

摘要

ヒト×モビリティ×スマートシティにおける次世代型ラ イフスタイルは，20 代から40 代の若い働き手の住まい方 が大きく変わる．在宅勤務が増加するにつれ交通部門(移動 手段別)及び業務部門のエネルギー需要は減少する傾向に ある．2050 年の気温上昇を考慮した場合，空調負荷は増加 するものの空調機器等の高効率化が進むため気温上昇への 影響は少ないと考えられる．悪天候が続くとさらに在宅勤 務時間が増加し，家庭部門のエネルギー需要は変化するだ ろう．今後，自動車の空間連結やテーマ型シェアハウス? ホテル滞在など空間の扱いが変わり，街区レベルの需要推 計では高齢者や就業者人口比率なども考慮する必要がある．