屋内デジタル化プラットフォームNavVis: 屋内空間を3Dデジタル化し、サービス、業務を効率化·高度化へ

摘要

近年、デバイスやアプリケーションの発展に伴い、VR/ARへの期待が現実味を帯びてきている。これまでのゲームなどのアミューズメント分野、エンターテインメント分野での実用化されていたものが、現在は、医療、建設などの業務支援のツールとして、実用化され始めてきている。実際に、手術を行っている医者に対して、遠隔地のベテラン医者がアドバイスして手術を実施する、施工、メンテナンスなどの建設現場において、現場の状況をリアルタイムに遠方の技術者等々に状況を伝え、即座の指示を仰ぎ、現場の課題を対応するなどの事例も出てきている。現在、わが国でさまざまな業界、現場において少子高齢化、技術継承の不十分さによる技術者不足が深刻な問題として不安視されている。これらの課題に対して、VR/ARの技術を用いることで、限られた技術者、現場担当者に対しての作業支援、また、効率よく技術継承が進むものと思われる。実現場における利用においては、操作性、技術的な面でまだまだ改善の余地がある。新しいデバイスの開発、通信品質の向上、その他関連する技術の革新により、現場での利用においても、利便性の高いサービスを提供できる日も近いと思われる。