日本プリント配線板生産実績 2015年2月

摘要

2015年は比較的良いスタートを切った日本のプリント配線板産業であるが、2月に入って早くもブレーキがかかっている。2月における日本のプリント配線板業界全体の出荷額は403億22百万円で前月比2.4％の減少である。前年同月比では、9.3％の増加となっている。1月の増加への反動のようで、本来の動きにもどったようである。一方、出荷数量でみると、2月の出荷は105.5万m~2で、前月比3.3％の減少になっている。前年同月比では1.3％の増加である。品種による違いは小さくない。リジッド配線板は多くの品種が横ばいか弱含みで推移している中で、1月に急増したビルドアップ配線板が2月になっても増加しており、高いレベルを維持している。前年同月比でみると、出荷額は47％の増加、数量でも19％の増加である。出荷額の伸びが数量のそれを大きく上回っていることは、販売単価の回復が進んでいることを意味している。