Ufc床版の詏計および実物大確誮実騳

摘要

羽田空港D滑走路の桟橋部のうち，滑走路および誘導 路の外側のエリア（図－1）の床版には，超高強度繊維補 強コンクリ－ト（Ultra High Strength Fiber Reinforced Concrete，以下UFC）を用いたプレキャスト版が採用さ れた．このエリアの面積は約19万m~2であり，標準寸法7．82 ×3．61m（10t/枚），約6900枚（異形版も含む）のUFC床 版を用いる． UFCは，一般のコンクリートと比較して各段に高い力 学的性能および耐久性能を有する材料である．UFCを桟 橋部床版に適用することによって，床版の軽量化が図れ， これに伴い桟橋ジャケット鋼材量および杭重量の低減を可 能としている．また，高耐久性の材料であるため維持管理 費の低減が期待できる．本文では，UFC床板の設計および 実物大模型を用いた耐力確認実験の概要について述べる・