外部スパイラル鋼線卷立て耐震補強工法APAT (エーパット）工法

摘要

今後.大規模な内陸直下型地震?海溝型地震の発生が予測されているが.道路や鉄道などの社会基盤施設においては地震後の損傷判定からの早期復旧は重要な課題である.しかし，以前から広く採用されてきた鋼板巻き工法では，損傷の有無や程度を迅速に把握し必要な措置を講じることが困難と考えられる.このような課題を解決するとともに，安価で施工性の良い補強工法として，プレキャストコンクリートブロック（PCブロック）と，あらかじめスパイラル状に加工した亜鉛メツキ鋼より線を用いたAPAT工法(Aseismatic reinforcements by Precastblocks and Additional Tendons)を開発した.