Sportscar Profile Series II－魅力のトーシングスポーツカー：アルファ·ロメオ ティーポ33 パート2 (ALFA ROMEO TIPO 33)

摘要

参戦1年目の67年シーズン、ティーポ33の戦績は当初の期待とはほど遠いものに終わった。 デビューしたベルギーのヒルクライムやシースン終盤のヴァトルンガなどマイナーなイベントでは勝ったと言うものの、肝心の世界選手権で入賞したのはニュルブルクリングの5位のわずか一度だけ。 それ以外のレースはほとhどがリタイアという結果だっただけに、耐久性の欠如という点が最大の問題であったことは誰の目にも明らかだった。 その屈辱を晴らすべく開発された68年のティーポ33は、一新されたボディスタイリングから完全なニューマシーンのようにも見えた。 しかし実体は67年のマシーンを大幅に手直ししたものであり、たとえば独特の構造のフレームはほとhど前年のままの形で用いられていた。