「先進」か「普通」か：ホンダ シビック ハイブリッド(HONDA CIVIC HYBRID)、トヨタ プリウス G (TOYOTA PRIUS G)

摘要

時の経つのは早いもので、世界の自動車メーカーを震撼させた97年10月のプリウスの発表からすでに4年以上が経過した。 その後、「インサイト」や「ティーノ·ハイブリッド」、そして同門の「エスティマ·ハイブリッド」と、ハイブリッドカーはいくつか登場したが、どれも成り立ちが異なるためプリウスと比較するには無理があった。 しかし、ようやく真っ向勝負ができるライバルが登場した。シビックのセダン“フェリオ”をベースとした「シビック·ハイブリッド」である。 まずはシビック·ハイブリッドからその成り立ちを説明しよう。 セダンであるシビック·フェリオのプラットフォームにインサイトで初めて採用されたIMA (Integrated Motor Assist)を与えている。 ホンダはこのハイブリッドシステムを開発する際に、エンジンを主役に据えた。 そのため電気モーターはエンジンとCVTの間に組み込まれ、エンジン駆動のアシストをするだけで単独で走行することはない。