マイクロ波を用いた円管内面の広域探傷方法

摘要

配管内部の欠陥検出手法として、電磁波を用 いた「クラックレーダー」が提案されている。 この方法では、一般的な非破壊検査方法とは異 なり、プローブを移動させずIM形配管を導波管 とみなし、この円管内に電磁波を伝播させ円管 の内側表面に発生した欠陷の検出を行ってい る。すなわち、配管内面に傷や減肉が存在する と、導波管としての役割を果たさなくなるため、 電磁波が入射部に反射して戻ってくることにな るので、パルス波を配管に入射させ、Mってく るまでの時間TOF (time of flight)を計測する ことによって、電磁波が反射された位趵を同定 することができる。