バスにおけるICカード出改札システムの展開

摘要

このような情勢の中で当社のバスICカードシステムは、現在の磁気カードシステムに代わる、次世代運賃収受プラットフォームになると予測してシステム開発を進め、平成10年7月、東急トランセ代官山循環線（均一運賃）の開業に合わせて6台を納入した。 その後、着実に実績を積み上げ、平成17年8月現在で、全国13箇所、車両数約3,000台で当社システムが稼働中である。 本稿では、まず、バスにおけるICカードシステム構成の概要説明をした上で、バスカードとしてICカードが普及したポイントについて述べる。 その上で、更なる利便性の向上という観点から、取り組むべき課題と方向性について示す。