踏切道の安全性向上策の1つとして、踏切障害物検知装置(以下、障検という)が設備されている。広く使われている光電式は長らく踏切道の安全性向上に寄与してきたが、検知性能や施工面で課題があり、踏切道のさらなる安全性向上を求める声は年々強まっている。そこで当社ではこれらの課題を改善したMT障検(多重追跡型踏切障害物検知装置:Multiple Tracking Radar System for Level Crossing)を開発した。また、開発品を西武鉄道(株)殿ご協力の下、フィールドに設置、各種試験を実施し、機能、検知性能ともに実用に耐え得ることを検証した。
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