みなとみらい線の駅務システムについて

摘要

本年2月1日に開業したみなとみらい線は、横浜市の都心部に位置し、既存の横浜駅から現在開発が進められている横浜臨海都心部のみなとみらい21地区を経由して、関内·山下地区などの既成市街地を通り元町に至る6駅（横浜、新高島、みなとみらい、日本大通り（県庁·大さh橋）、元町·中華街（山下公園））、4.1Kmの路線である。 本路線は、東急東横線と全列車相互直通運転を実施しており、東急線以外にも横浜駅を接続駅として、JR線、京急線、相鉄線、また東急線の相互直通運転相手先である東京メトロ線と連絡運輸を行っている。 みなとみらい21地区や元町·中華街など魅力的なスポットを結ぶ観光路線の特色も強く、幅広い年齢層の様々なお客様がご利用になることを考慮し、車椅子でも使いやすい駅務機器や段差·隙間解消装置などのバリアフリー設備、空調システムや高速エスカレータ等、駅設備を充実し、安全性と快適性を追求した駅空間を実現した。 お客様の利便性向上を追求すると共に、お客様と直接接する駅係員や本社係員（以降、係員と称す）の業務サポートシステムについても考慮し、事業者側における利便性向上を図った。本稿では、業務サポートシステムである駅務システムの上位システムについて紹介する。