新型自動改札機GX-8の導入

摘要

自動改札機を通過するスピードは従来の磁気乗車券と比較し、ICカード乗車券を所持しているお客さまのほうが明らかに速くなっており、改札機通過の際、ドアによる転倒事故の防止やICカード所持のお客さまに対する入出場表示の工夫や残高の表示部分などを考慮する必要がでてきた。また、ES（従業員満足）の向上の観点からも、日常メンテナンスを行っている駅係員にとっても使いやすくわかりやすい自動改札機であることが重要であることから、駅係員の要望も踏まえ検討してきた。さらに、社会的趨勢に目を向けると事業活動に伴う環境負荷の軽減は当社のみならず社会全体の大きなテーマであり、LEDの導入など消費電力の低減も急務となっていた。そこで、ICカード乗車券の普及を考慮するとともに、お客さまおよび駅係員への利便性向上を図るため、新型自動改札機「GX-8」を開発し、2010年12月より順次導入することになった。