ユビキタスデバイス向け低消費電力セキュリティ運用管理方式の検討

摘要

近年センサノードやRFIDなどのユビキタスデバイスは、生活の安全性·利便性向上に役立つ技術として普及し始めている。 このデバイスは人のプライバシ、財産、命に係わる情報を観測するため、観測情報やデバイス管理を行う運用管理システムにはセキュリティ機能の実装が必須である。 しかし、セキュリティ機能はデバイス処理負荷、運用者コストが大きくするという問題がある。 本研究では、セキュリティ機能実現のためのセキュリティ運用管理方式を提案した。 本システムを用いることにより、デバイス処理負荷軽減、システム運用者負担軽減が可能となる。 今回は提案システムにより実現されるセキュリティ処理をユビキタスデバイス（今回はセンサノード）上で実行した場合の処理負荷評価を行い、効果を確認した。