自動車メーカーIT化の現状と今後 Part 6 人間工学：物から人へと広がる検討対象人間工学を適用しデジタル化

摘要

乗り物である自動車は，人間と深く関わっている（図1）。 運転者としてだけでなく，助手席や後部座席での乗り心地や様々なスイッチの操作性，乗り降りのしやすさ－など，顧客が自動車に求める価値は多岐に渡る。 また，安全面では衝突時の乗員保護だけでなく，歩行者に対する安全性も注目を集め始めた。 操作性，乗り心地，安全性－の各面で，人間工学（人体モデル）を活用した検討が始まっている。