製造業のデジタルエンジニアリング革新

摘要

「いま進行中の競争のパラダイム転換は、情報技術の革新ではなく、経営そのものの変革である」と、新見氏は強調した。 1992年、米国政府、EUは製造業のIT戦略を明確に定め、国を挙げて推進してきた。 当時、ITを使うことが競争力強化に直結することを深く認識していなかった日本の製造業は、この時点ですでに、戦略的に敗北を喫していたのである。しかしデジタル·エンジニアリング革新への取り組みは、「まだ間に合う」と新見氏は言う。 その理由は3つある。