時空間情報管理システムJ-STIMSによる環境情報整備業務への適用

摘要

地方自治体においては，市町村の場合て約7割から8割の業務は何らかの形て地図と台帳データを組み合わせて利用し，県庁の場合も約6割の業務て利用しているといわれている。このように，自治体の多くの業務は，地図と台帳データを用いた仕事から成り立っている。 本稿て述へる環境情報整備業務も，そのような業務のひとって，徳島県における環境行政の業務効率化（今回は，水質·土壌が対象）のために，県庁て保有するデータを電子データベース化し，庁内LANを利用して県庁及び各保健所間で一元管理することを目的としているが，大切な資産てあるデータの時間的蓄積と運用が必須てあると考え，時空間情報管理システム（以下，時空間GIS）J- STIMSを本業務のプラットフォームとして利活用し，その実現を図った。実施にあたり，徳島県における環境行政全般の業務（環境GIS）に発展適用てきること，及び将来の情報公開に向け基盤整備を行うことを念頭に，昨今の環境規制の動向を踏まえ，十分な拡張性を有するシステムとすることを考慮した。