UHF-RFIDシステム用シールド機能付識別ゲートの構成法

摘要

UHF-RFIDシステムは、長距離識別及び一括複数識別が可能なことから、世界的に物流·製造·在庫などでの普及が見込まれてきた。近年さらに、アパレル分野において、UHF-RFIDシステムの運用を棚卸検品だけでなく、店舗への入出庫確認やレジ打ち作業のスピード化のために利用する動きが出てきている。しかし、このようなUHF-RFIDシステムの多角的利用においては、電波の考慮外散乱が入出庫処理対象外のTagを識別してしまうことが問題となる。そこで、本研究においては、ゲート内UHF-Tagの識別精度は維持しつつ、識別可能範囲を制御する認識ゲートの構成法とその効果について報告する。