腐食性ガス耐性を向上させたシール材<ハイグレードバルフロンジャケットガスケットNo.N7030(F)>

摘要

ふつ素樹脂ジャケットガスケットはジョイントシートをふつ素樹脂で被覆したガスケットであり、接液部がふつ素樹脂で構成されるため耐薬品性に優れ、薬液ラインに幅広く使用されている。更に、低面圧シール性に優れるため、低レーティング配管やふつ素樹脂ライニング配管等、締付けが困難な箇所に施工しやすい特徴を持つ。しかしながら、塩素ガス、臭素ガスに使用した場合、流体がジャケットであるふつ素樹脂を透過し、中芯であるジョイントシートを劣化させる。また100°C以上で使用した場合、ジョイントシートが硬化し、増締めにより割れる課題がある。これらの中芯劣化は漏れを生じさせ、重大な事故を引き起こす危険性がある。