「科学技術トピックス」からの抜粋

摘要

今月も「科学技術動向」誌の「科学技術トピックス」から、数件を選択してご紹介したいと思います。 環境分野における微生物利用に関しては、バイオレメディエーション（Bioremediation：微生物を利用した環境浄化）の研究がよく知られています。米国で活発に研究が進められていますが、我が国でも大学などで成果が上げています。 例えば、日本大学と（株）海洋バイオテクノロジー研究所はロドコツカス属細菌由来の細胞外多糖が原油の分解に有効であるとのデ如タを得、また、早稲田大学大学院の研究グループは、未脱硫軽油（硫黄濃度約10，000ppm）から硫黄分を約40％減少させる微生物を新たに発見したそうです。