世界の海にほ300万もの未発見の難破船が沈hでいるといわれるが,これらは悪質な商業目的による探査,発見,引き揚げ-いわゆる盗掘によって大きな危機にさらされている.こうした状況を打開すべく,2001年の第31回ユネスコ総会において水中文化遺産保護条約(Convention on the Protection of the Underwater Cultural Heritage)(ユネスコ条約)が採択され,20ヶ国の批准をもって2009年に発効した.この条約の締約国は現在51ヶ国(2015年11月時点)であるが,主要な先進国による批准の見通しは立っていない.
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