フォトサーマル赤外検知法によるカーボンナノチューブ複合ポリマー薄膜の熱伝導率·温度伝導率同時測定の研究－加熱用半導体レーザー消光比の検討

摘要

本研究室ではこれまでSWNT-PMMA複合膜の測定を行っているが，理論で予測されるような飛躍的な向上が見られず，その原因がマトリクスであるPMMA に問題があると考えられた[3]．そこで本研究では複合化させる際の濡れ性が良いポリビニルアルコール(PVA)にSWNT を微量配向させた試料(SWNT-PVA)の熱伝導率と温度伝導率の測定をフォトサーマル赤外検知法(PTR)で行うことを目的としている．