燃料油販売量8カ月連続のマイナス

摘要

6月の石油製品需要は燃料油合計16,190千klで前年比5.3％の減少となった。 C重油がほぼ一年ぶりにプラスとなったが，その他油種が振るわず，製品合計では8カ月連続のマイナスに終わった。 油種別には，ガソリンが2.5％減，ナフサが10.3％減，ジェットが5.5％増，灯油が13.5％減，軽油が0.8％減，A重油が16.3％減，C重油が3.9％増。 上期前半の合計販売量は50,116千klとなり，前年同期比4.6％のマイナスとなっている。 一方，6月の原油処理量（精製業着分）は16,810千klで前年比98.8％で，昨年5月以降14カ月連続減処理の長期減産体制下製品生産も15,777千klで前年比1.3％の減産となっている。 製品輸入も2,762千klで前年比17.0％の減少。 ジェット，灯油，A重油は輸入ゼロ，軽油も5千klの低水準。以上の結果，6月未の燃料油在庫は12,058千kl（流通在庫は含まず）で，月間428千klの増加となった。 前年同月末比96.1％と3カ月連続して前年を下回っている。 灯油在庫は月間301千kl増加して2,488千klだが，前年同月末此97.5％で，5月末に続いて前年レベルを下回っている。