居住環境の空気質基準

摘要

現在、厚生労働省で進められているシックハウス問題に関連したVOCs等に関する室内空気環境に対する指針について解説するとともに、その問題点について若干の検討を行った。 厚生省の指針にまつわる問題は簡単に解決するようなものは少ないが、その決め手はやはり、国民自身の判断に基づく選択であろう。 かつては、厚生省と言う「お上」がほとhど一般国民には情報を開示することなく、すべての贋報を独占し、それに基づいて基準等を決定し、「お上が判断したのだから、それを信じなさい」と言うスタンスであったが、最近の厚生労働省ほ、「すべての情報を開示します。 ですからそれに基づいて国民の皆さhが、自己責任に基づいて判断して下さい」と言うスタンスに180度方向転換したと言える。 このような傾向ほ時代の趨勢で、これに逆らう事は出来ないと厚生労働省が判断したためであろう。 従って、国民も全てお上に任せるのではなく、自分の目でものを見、考えて、冷静かつ適切な判断を下す事が求められていると言える。