ここでは表記の一般換気用気相浄化装置に関してISO/TC142/WG8における状況と日本の意見について述べながら、動向にも触れたい。WG8ではこの3月にフィルタ素材(メディア)と浄化装置(デバイス)に分けて、性能評価方法の新規規格作成の提案が行われ、6月に投票結果と各国の意向が集約された。この結果によれば、"素案を基に改良して性能評価方法を作成する"のには日本や韓国を初め14カ国のメンバー全部が賛成した。しかし、原案の検討に加わるのは日本を含めて8カ国(イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデン、イタリア、中国)である。一方"基準や法令"まで踏み込むのはほとhどが反対で、日本とアメリカのみが条件付き賛成であった。なお、WG8の主査は当初イギリスであったが、途中でスウェーデンに交代した。原案を作成するための関係参考文献としてJISB9901、ISOll155-2、ASHRAE145.1、Nordtest NT VVS109、ASTMD6646が挙げられている。
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