低融点アイレカリ金属溶融塩の電気化学デバイスへの応用

摘要

アルカリ金属溶融塩を電解質に用いた電池としては、ハロゲン化物を用いた熱電池が実用化されている。熱電池は高温溶融塩の高い安全性とイオン伝導率により保存性と放電特性に優れるが、高い作動温度（350°C以上）のために実用の分野が限定され、研究においても組み合わせる他の電池部材が制限される。低融点化を目的として硝酸塩、過塩素酸塩などの様々な塩が検討されてきたが、耐酸化性や電極材料との反応性が課題となっている。