RC構造物の検査のための非破壊検査方法(3)：3.非破壊·局部破壊試験によるコンクリート構造物の品質検査に関する共同研究－超音波法 その9 壁供試体の多孔質欠陥の反射法による測定

摘要

供試体に埋め込hだ、ポーラスコンクリートの人工欠陥を、繰返し加振器·FFT使用の超音波反射法により測定した。 この結果を報告する。超音波反射法により、内在ジャンカが対象の人工欠陥部の音速を測定し、各点の測定値を、周辺位置の測定点の音速と比較した。 測定には5kHz付近に最大値のある1～20kHz広帯域弾性波、繰返し加振器を使用し、反射音速を調べた。 スペクトル図を得て、ピーク周波数fから厚さの見かけ音速cを測定した。 2000×1500×300mm供試体の中に音速3262m/s、20-13mm粗骨材配合ポーラスコンクリートの（150mmΦの100mm厚）、（150×150mmの100mm厚），（150×200mmの50-100mmの傾斜厚）の3種、5枚の欠陥をかぶり厚さを変えて埋めてあった。水平配置の供試体の裏表両面で図の上下2列、横方向に8点ずつ、合計32点を測定した。 供試体と、左右の測定線を図－1に示す。 角欠陥でも中央は少し薄い。