片麻痺手指のリハビリテーション支援システムにおけるLeap Motionの適用

摘要

脳梗塞や脳卒中などの脳血管障害の後遺症として，手指の片麻痺障害を患う場合がある。我々は視覚フィードバックを利用した手指のリハビリテーション支援システムを提案している．そのシステムは，患者の両手指の動作をキャプチャし，麻痺片の手をあらかじめ用意した3DCGで置き換えるものである．両手指の動作キャプチャには，手のジェスチャ認識機能を持つ入力機器であるLeap Motionを用いる．本稿では，Leap Motionについて手指の測定精度等の特性を調査し，手指のリハビリテーション支援システムへの導入について検討する。