クライアントOSのIPv6実装検証とネットワーク運用における課題

摘要

各オペレーティングシステムのIPv6実装が進hだことで，IPv6ネットワークが提供されればクライアント端末はIPv6通信が優先となるケースが増えてきている．一方で，現在IPアドレス自動設定の手法としてはRAやDHCPv6を用いたステートレス·ステートフル設定がRFCで策定され，その組み合わせによってはクライアントの意図しない挙動を誘発するだけでなく，ネットワーク環境へ与える影響も考慮しなければならない．本発表では，各種クライアントOSにおけるIPv6実装状況の検証結果を報告するとともに，これらがネットワーク運用管理に与える影響について考察する．