中国重慶市モノレール3号線の建設の現状と重慶市－時間経済圏の形成

摘要

重慶市は、中国西部地域唯一の中央直轄都市であり、中国西部地域の開発拠点として位置付けられており、2006年時点での人口は2,808万人となっている。日本の経済·技術協力により2005年に一期区間が開業した都市軌道2号線のモノレールに続き、現在3号線のモノレールの建設が急速に進hでいる。重慶市は、都市·農村総合改革試験区として、交通施設の一層の発展を計画しており、9路線1環状線の計画を固め、中心区を巡る周辺の各区を含む、一時間経済圏を構成し、鉄道部の鉄道ともネットワークの計画をたてている。市のトップの薄煕来重慶市共産党委書記は12％の成長を確保するとして、二桁成長を目指している。重慶市の五つの戦略目標の一つである、モノレール·地下鉄綱の完成が急がれている。本稿では、重慶市における2号線及び3号線モノレールの進捗状況を述べ、計画の初期以来、軌道交通網の整備を牽引してきた沈暁陽氏（軌道交通集団董事長）の抱負を含め、重慶市の軌道交通網の整備状況を述べることとする。