安全性と作業効率を向上させた新型ラフテレーンクレーン－CREVO mini G4の紹介

摘要

ラフテレーンクレーンは1つのキャビンで走行とクレーンの操作が可能な大型特殊車両であり，ビル建設を始めとした様々な工事現場へは公道を自走して行く。このため，燃費や排ガスなどの環境性能はもとより，公道を走行させて頂く車両として，また，作業を行う機械としての安全の確保が重要である。この度，ディーゼル特殊自動車2014年排ガス規制にあわせて発売したラフテレーンクレーンCREVO（クレヴォ）mini G4は安全な走行，作業ができる機械を目指すとともに，車体のコンパクトさはそのままに新しいコンセプトのもと，クレーンとしての能力，作業効率のより一層の向上を図った。本稿では，2017年12月に発売したCREVO mini G4（写真1）の特徴，機能について紹介する。あわせて，CREVO miniG4と同時に開発を行い2017年9月に発売したピタゴラス（GR-130F-1）についても紹介する。