平成27年におけるクレーン等による災害発生状況及びクレーン等の設置状況

摘要

わが国の労働災害による死傷者数（休業4日以上の負傷者及び死亡者）の推移は，図1のとおりであり，長期的には減少傾向を示している。しかしながら平成27年における死傷者数は116，311 人であり，平成22年以降の労働災害は増加傾向にあったが，平成27年には若干の減少をみた。死傷災害を業種別に見ると，製造業26，391人（全産業に占める割合22.7%），建設業15，584人（同13.4%），陸上貨物運送事業13，885人（同11.9%），交通運輸事業3，256人（同2.8%），林業1，619人（同1.4%），港湾運送業284人（0.2%），鉱業209人（0.2%）であり，第三次産業及び農業，畜産·水産業は計55，083人（同47.4%）となっている。