増圧器および変換器（油圧·水圧編）：工場エア圧を高圧油圧に変換する油圧ポンプ＝工場エアを駆動源とした油圧ポンプの特長と応用

摘要

一般的な油圧発生装置として、電動モータを駆動源とした電動モータポンプがある。 当社が開発した油圧ポンプは、コンプレッサにより供給される一般的な工場エアを駆動源とした、エア駆動油圧ポンプである。 このエア駆動油圧ポンプの動作や特長を紹介するとともに、ノンリークバルブとの併用による相乗効果について説明する。 内部構造は大きく分けて、油圧部と空庄部に分けられる。 油圧部は油タンクの油を吸い上げ圧縮して押出す部分で、プランジャと吸込、吐出のチェック弁から構成されている。 この構造は水鉄砲の構造に似ており、プランジャの上昇により吸込弁が開放されタンクの油は吸上げられる。 プランジャが下降すると吸込弁は閉じ、吐出弁が開放され油が押出される。 プランジャが連続的に上下動を繰り返すことにより、油は連続的に吐出される。