フィンチューブ熱交換器単体性能に及ぼす冷媒および空気側伝熱特性の影響

摘要

国内におけるルームエアコンの普及率は90％に迫りつつあり、我々の生活には欠かせないものとなっている．また、地球温暖化防止の観点から、その高性能化および省エネルギー化は急務である。ルームエアコンの主要構成要素の一つである。 熱交換器の性能を向上させるためには、伝熱管内面行状の最適化による冷媒側熱伝達率の向上やアルミニウムフィンの切リ起こしスリット形状および数の最適化などニよる空気側熱伝達率の向上などがあげられる。 しかしその一方で、熱交換器の性能を向上させるための計術は複雑であリ、未解明な点が多い。 本研究では、同一諸元の伝熱管およびアルミニウムフィンを用いて製作した2台の熱交換器の単体性能に明らかな有意差を生じた要因を解明するために、熱交換器単体性能に及ぼす冷媒側および空気側の影響を調査した結果について報告する。