市街地におけるWiFiネットワーク環境の利用状況の変化に関する実験評価－北九州小倉北区魚町銀天街における実験

摘要

市街地等の人が多く集まる場所では多くの無線LANが展開されているが，周波数チャネルに関しては干渉が少ないもので2.4GHz帯で3ch，5GHz帯で19chしか同時利用できない．また，無線LANでは様々な通信規格が展開されており，市街地においてはこれらの規格が混在して利用されている．本研究では2013年に無線LANが多く展開されている市街地において，無線LANの利用周波数や周波数毎の利用度合い，普及している無線通信規格について調査したが，2013年以降，新たな通信規格が展開されており，端末が有する無線LANインターフェースも変化している．そこで，北九州市小倉北区の市街地において2013年と同様の実験を実施して，現在の無線LANの利用状況について明らかにし，過去の実験結果との比較を行う．