新QC七つ道具の概要と系統図法：第1回 新QC七つ道具の紹介

摘要

VE関連技法としては、次のようなものが考えられる。 (1) VE活動の各ステップを確実に効率よく進めていくのに補助的に役立つ手法。 (2) VE手法をさらにブラッシュアップするのに役立つ手法。 (3) VEr.が知識としてもっているとよい手法これはVE関連技法というよりはVE周辺技法といったほうが適切かもしれない。 (4) VE手法から生まれた手法。 これまでのバリュー·エンジニアリング誌の［VE関連技法］で品質機能展開(QFD)やTRIZが、［VE研究論文］でワークデザインやKT法が、［VEレポート］でAHP法がといったように、いくつかのVEに関連する技法が紹介されてきた。 ここでは、VEの機能分析の考え方と手法から生まれた手法で、新QC七つ道具の開発において筆者が担当した系統図法を紹介する。 今回は折角の機会なので、新QC七つ道具の存在とその概要を一人でも多くのVEr.に知っていただき、興味をもっていただけたらとの願いから、新QC七つ道具とその各手法のあらましについても紹介させていただくことにして、以下のように連載していく予定である。